550 :名無しさん@おーぷん 2016/04/03(日) 01:34:00 ID:r7t
今の若い人には分かりづらいかもしれない話。
当時は携帯もあったが、PHSの仮名だけメール(20文字位しか打てない)もまだ主流だった時代。

大学入学して、女子10人位でつるんでいた。
そのグループに、タカノブ君(仮名)という男子がちょくちょく声かけてきて一緒に話したりするようになった。
タカノブ君は、見た目も割とイケメンで話も上手く、グループの女子と一瞬で仲良くなった。
その流れで、タカノブ君に番号を聞かれたみんなは携帯やらPHSの番号を彼に教えていた。
もちろん私も。
私は女子校出身だったので、男の子と番号やり取りする事がなかったのでちょっと舞い上がっていた。
好きとかではないが、男友達というのが嬉かったので。

それから一週間位してタカノブ君から電話がかかってきた。
普通の世間話だったのだが、やけにザワザワしてるので「もしかして外にいる?」と聞いたら「今から彼女を駅に迎えに行くから」と言われた。
彼女いるんだーと、ちょっとショックを受けながらw、「そっかー忙しそうだから切るね~電話有難うね~」と言ったのに、何故か「いいからいいから」と電話を切らない彼。
しかも「あ!彼女来た~」とか言いながら話を継続。
本当に彼女は横にいて「ねぇ~タカノブ~」とか「ちょっと~」とか声がする。
「彼女さん来たんだね!じゃあ切るね」って言ってるのに「大丈夫大丈夫、それより今からTSUTAYAでレンタルするからいい映画教えてよ~」。
その間、ずっと「タカノブってば~」「もう~」という彼女の声がガンガン。
(不思議と怒っている感じではない。甘えているような感じ)
さすがに悪いので、パパっと映画教えて「まだ大丈夫だよ」と電話を引き延ばそうとする彼を遮り、「私もこれから用事だから、じゃあね」と電話を切った。

その夜。
深夜1時頃テレビを見終わって、自室に戻って何気なくPHSを見たら…
着信25件、Pメール20件!件数はうろ覚えだけど。
(PメールはPHS同士のメールの事)
たった一時間位置いといただけでこの件数。しかも夜。
ビビりながら見ると、全部非通知。
この時点でめちゃくちゃ怖い。