97 :名無しさん@おーぷん 2015/05/04(月) 15:26:08 ID:QXR
営業の仕事してた時、都内の繁華街のガード下を歩いてたら、ふと顔が冷たくなった。
風が吹いたというより、小さな冷たい空気の塊に顔を突っ込んでしまったって感じだった。

その瞬間、その日の仕事の失敗や、数年前急タヒした父のタヒに目に会えなかったことや、小学校
の時クラスでイジメがあったのにとばっちりが怖くてただ傍観したこと、色んな哀しいことが思い出されて
「あータヒにたいタヒにたいタヒにたい早くタヒにたい」となった。

その直前までは「あーラーメンの匂い~お腹すいたな~」とか思ってたのに。

よしタヒのう!と思って何故か足早に駅に向かっていた。
どんなタヒに方でもいいからとにかくタヒのう、早く早く、とりあえず電車に乗って、と走った。
改札に着くと、改札手前で沖縄の物産展がやってて、大きな素焼きのシーサーと思われる物がレジのそばに
鎮座してた。
多分シーサーだよな、と思うほどやたらに怖い顔のシーサーで「あんな顔のシーサーってあるんだな」と
急いでるのに目が離せなくなってしまった。

でも見てるうちにやっぱり普通のシーサーかな、と思い始めた。
店員さんがコッチ見てるのに気付いてハッとしたら、なんだか急にお腹が空いて、
直帰予定だったので、物産展でしこたまソーキソバセット買って帰った。

それ以降タヒにたいと思ったことは特にない。その前にもない。あの時だけ。
あんまり自省的な性.格でないし。