454 :名無しさん@HOME 2013/06/21(金) 07:58:04 O
まだ小学6年生の頃、塾が22時まであった。
自転車に乗った帰り道、家まであと200メートルくらいの住宅街、
狭い道に停められた車の脇を通ろうとスピードを緩めると、
[車](私)[よその家]の家側から人が4-5人飛び出してきて、
そのうちの1人が私の手首を掴んだ。
手首を掴んでいる男の人はお酒か何かで酔っている様子で鼻息が荒かった。
私は何がなんだかわからず、叫ぶことも逃げることも出来ず、身体が金縛りにあったように動けなかった。
男の人たちにぐるりと自転車を囲まれ、身体をグイッと引っ張られたが、
自転車から引き剥がされたら絶対に良くないことが起こると思って、自転車にしがみついた。
記憶がここで一瞬途切れていて思い出せない。
目をつぶっていたのかも。
「止めろ。この子まだ小学生だ。」男の人のうちの1人がそういう風に言う声が聞こえて、そこで映像を思い出せる。
鼻息の荒い人を私から離そうとする男の人、
早く逃げろと言う男の人。
私は震える身体に必タヒに力を集中させながら自転車を漕いだ。
家に帰った時、親には言えなかった。
こんな事、親は聞きたくないのではないか、親に怒鳴られるんじゃないか、そう思った。
また、男の人たちが私を囲んだ理由も思い付かなかった。
ゴスペラーズとかEXILE風の男の人たちで、今でもそういう風貌の人と話すと手が震える。