157 :名無しさん@おーぷん
高校時代に文章が得意なクラスの子がいて、
その子は今ライターになってるらしいと聞いて思い出したこと。
高校の古文の授業で、結構退屈な先生で皆寝たりしてたんだけど
先生が説明に一区切りつけた時その子が手を挙げて、
この部分はこういう解釈もできませんか?と言った。

クラスのヤンキー男子が、は?何それどういうこと?って言って
(茶々入れするみたいな感じ)その子皆に聞こえる声で説明し始めた。
そしたら確かにそう解釈できて、私はすごく感心した。
当時はえーなんでそんなこと考えれるの?すごい!ぐらいしか思わなかったけど
今にして考えれば教科書や先生と違う道筋を見出したこと、発想の柔軟さに感心したんだったと。

その子の説明にクラスはどよめいたんだけど、説明を聞き終わった先生が
確かにそういう解釈ができるというのは教師間では話題にのぼる、
しかしそこに思い至るのはお前だけではないから思い上がらないように、と言った。
その子はえっ…と言った後黙ってしまった。
それがすごい衝撃だった。

その子得意気でも自慢っぽくもなくて、単純に質問した雰囲気だったのに。
あれ何だったんだろうな、素直に褒めてあげたらよかったのに。

文章下手で伝わりにくかったらごめん。