904 :おさかなくわえた名無しさん 2012/03/04(日) 19:34:18 ID:kDhpv9hK
大学時代、高校のときに仲が良かった女の子から手紙が来た。
可愛らしいが、賢くて、なかなかいい奴だった。
高校時代は仲良かったけど、当時は帰省したときに会ったり、たまに手紙や電話するくらい。

で、その手紙があからさまに分厚い。開けてみたら、便箋と一緒に自己啓発セミナーのチラシ。
手紙の内容はいつもの大学の話じゃなく、「セミナーを受けた」「すごく新しい発見が」とか。
見た瞬間に「うわあああああああああ」ってなって、手紙を引き出しに放り込んだ。

そしたらその晩電話が。
「手紙、着いた?」「えええ、いや、特に」ついつい嘘をついた。
内容は延々と「セミナーを受けた」「新しい発見が」とかそんな感じ。全部「お、おう・・・」みたいに聞いてたが、
「今お金が足りないなら、私が貸してあげる」って言葉に愕然とした。お金関係は特にしっかりした子だったのに。

翌日も宅電に電話が来たが、ついつい電話に出るのをためらってしまい、留守電に切り替わる。
留守電メッセージが流れたとき、向こうの話し声が聞こえるのな。
「もしもーし…」聴こえる彼女の声。すると、

「チッ・・・いねーのかよ・・・つかえねえ」

と、いつもの想像も付かない言葉に凍りついた。
自己啓発セミナーってなんなんだろうなホント。