599 :名無しさん@おーぷん 2015/07/26(日) 22:19:44 ID:MT6
10年ほど前の話です。長くなります。
直接見聞きしていない部分アリ。フェイクもアリ。

当時私は20代半ばで結婚2年め、妊娠中。
私は幼い頃から、それほど深刻なものではないものの、内臓に持病があり
ずっと通っていた総合病院の産科にお世話になることにしており
里帰りもかなり早めにしていました。
私と夫は二人暮らしで、夫の実家は同じ市内にあり
私の実家は同じ県内の、車で2時間ほどかかる距離にありました。

夫の両親との関係は良好でした。
義父は口数は少ないものの、穏やかで優しい方です。
義母は、感情の変化が表情に出ないタイプと言うか
家族にも他人にもそれほど関心がないと言うか、少し変わった人でした。
でもたまに会えばそれなりに世間話はするし、悪い人だとは感じませんでした。
むしろ、やかましく口出しするような姑じゃなくて良かったなんて思ってたくらいです。
かなり早めの里帰りについて報告すると
「ご両親のお世話になれるならその方がいい。産まれたら知らせて」と、全く問題なし。

予定日まであと2ヶ月ほどになった頃、看護師さんから
「うちの病院のスタッフのA男が私さんの親戚だってご存知でした?」と尋ねられました。
その名前には全く心当たりはなかったのでそのように伝えると
「ご主人の方の関係だそうですよ。親戚がうちでお産するみたいなんだけど
順調なのかなって気にしてましたよ」とのこと。

夫側の親類縁者を全員把握出来ているわけではありませんでしたし
大きな病院だし同じ県内だし、知らない親戚が居ても不思議じゃないなと思い
私の様子を気にしてくださっているなら挨拶のひとつでも…というわけで
夫にこの話をしたところ、夫も「聞いたことない名前だな」と首を捻っていました。
ただ、夫両親はどちらもきょうだいが多く
夫自身、イトコより遠い縁になると知らない親戚も居るので
夫両親に尋ねてみるということで、その日は終わりました。

その数日後、実家の家電が鳴り、母が出ました。
第一声の「あら、どうされたんですか?」という声の調子やその後の口調で
なんとなく、夫からの電話なのでは? と感じたんですが
私に取り次がれることなく、母は書斎で父と何か話し合いをしていました。

長くなりすぎるので経過を少し端折ります。
600 :599 2015/07/26(日) 22:20:08 ID:MT6
A男は、義母の浮気相手でした。
その時、義母は50代半ば、A男は30代前半(だったと思う)でした。
趣味を通じて知り合い、かなり長い付き合いだったそうです。
A男が私を知っていたのは、義母が話したから。
A男がなぜ、親戚だなどと言って
私の様子を病院スタッフに尋ねたのか、その理由はわかりません。

実家にかかってきた電話はやはり夫からで
A男が義母の浮気相手と判明し、義両親に離婚話が持ち上がっていること
義父がA男に慰謝料を請求するつもりであること
しかしそうなると、私がA男が勤務する病院で出産するのは
何かしら危険な事が起こるのではと心配していること等を話したそうです。

夫と両親と義父は、私にどこまで事情を話すか
もしくは事情を話さずに転院させることは可能かどうか等を話し合っていたそうですが
1週間も経たない内に、義母が失踪。
A男も、上司宛に辞表を郵送し、行方しれずに。

義母は私宛に手紙を残しており、それには
A男が私さんの様子を気にしていたのは、義母の息子の妻である私のことを
擬似家族のような感覚で心配していただけで、悪気はなかったのだと書かれていました。
しかし結果的に心労をかけることになって申し訳なかったとも。

私はこれらのことを、産後に体調がある程度戻ってから聞かされました。
両親や夫の様子がおかしいことには気づいていましたが
娘の、妻の、初めての出産が近づいてきていて落ち着かないだけだと言われていました。
また、3週間ほど早い出産となった為、義実家のことを気にする余裕もありませんでした。

その時生まれた息子は、この土日に夫と共に義父の家に泊まりに行っています。
男三世代で楽しく過ごしたようで、明日義父が送ってくれることになっています。
義母がどこでどうしているのか、A男がどうなったのか、私自身は何も知りません。
また、息子も父方のおばあちゃんについては何も知らないのですが
今後尋ねられたら、事情があって離婚したんだよ、と言うのがせいぜいかなと思います。

こうして書いてみると、私自身はずっと渦中に居なかった為
未だに実感がないと言うか、どこか他人事のような気もします。
ただ、当時の夫や両親、義父の心情を考えると、モヤモヤが晴れない思い出です。
603 :名無しさん@おーぷん 2015/07/26(日) 23:03:06 ID:wcK
>>599
A男はドジ踏んだだけなんかな
長年付き合っていながら
ヘマしたね
604 :名無しさん@おーぷん 2015/07/26(日) 23:04:22 ID:dZw
>その時、義母は50代半ば、A男は30代前半(だったと思う)でした。
ここに一番衝撃うけた。
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